平成29年度 6月巻頭言

6月 体験したことは身に付く      教務主任

 「聞いたことは忘れる、見たことは覚える、やったことは分かる」という言葉を聞いたことはありませんか。これは、中国の思想家「荀子(じゅんし)」の考えをもとにした言葉だそうです。「体験する」ことの大切さを言い表していると思います。
 学校生活は、新たな「体験」の連続です。新しいことを学び、身に付けていく日々の学習体験もその一つです。また、友達と楽しく遊ぶこと、給食の準備を協力して行うこと、きれいに教室の掃除をすること、まさに毎日が体験であり、その中で子供たちは必要なことを学んで成長していきます。今求められている力は、学んだことを知識として蓄えるだけでなく、学んだことをもとに自分で考え創造し、実践していく力です。実践の段階では試行錯誤を繰り返し、失敗することもあるかもしれませんが、その数だけまた成長することができると考えます。
 体験したことをさらに身に付けるために三つの大切なことがあります。一つ目は、体験のめあてをしっかりもつことです。目的が明確になると、体験を自分のこととしてとらえることができます。二つ目は、「なぜだろう、どうしてだろう」と問いかけをもって考えることです。自分なりの考えをもち体験することで、より深く学ぶことができます。三つ目は、様々な体験の中で人との関わりを大切にすることです。一人ではできないことも力を合わせればできることがたくさんあります。力を合わせてできたことは、何よりの宝となります。
 6月は、1年生の生活科探検、3年生の遠足、6年生の日光移動教室などの校外学習に加え、全学年対象にプール、仲良し班、運動能力・習慣調査など、たくさんの活動があります。子供たちがこれらの体験を通して更に成長していけるよう、教職員一同努めてまいります。

更新日:2017年10月02日 11:45:28