令和元年度 7月巻頭言

7月 夢をもつきっかけ     副校長 小澤 香子

 七月七日は、七夕です。笹の葉に短冊をつるして願い事をするようになったのは、江戸時代からと言われていますが、当時は手習い事の上達を願ったそうです。現在では、短冊に将来の夢や上達したい事等、様々な願い事を書くようになりました。境南コミセンでは、6月30日に短冊に願い事を書く「七夕まつり」が行われます。子供たちは、どんな願い事を書くのでしょうか。ちなみに、子供たちの「将来の夢」に関する様々なランキングを調べてみると、ここ数年、野球やサッカー等のスポーツ選手、パティシエ、医師、保育士や幼稚園の先生等が上位で、YouTuberもランクインしているとか。

 さて、6月にはアメリカプロバスケットボールNBAのドラフト会議で、 八村塁選手が1巡目9位でワシントン・ウィザーズ指名されたことがニュースになりました。小学生のときは野球で活躍した八村選手ですが、中学生のときにバスケットボールを始めました。「NBAでプレイすること」を目標とし、もって生まれた能力と積み重ねた努力によって、見事NBA入りを果たしました。そのきっかけとなったのは、八村選手が会見で話したように、「がんばれば、NBAに行ける」と言い続けたコーチ、そして繰り返しバスケットボール部に誘った友達です。人との出会いがあり、その人との関わりがきっかけとなって、新たな夢をもち、その夢を実現することができたのです。

 もうすぐ夏休みです。様々な経験をする中で、たくさんの人との出会いや関わりがあることでしょう。それは、もしかしたら子供たちが、新たに将来の夢や目標をもつきっかけとなるかもしれません。ぜひ、たくさんの経験、出会い、関わりをしてほしいと思います。

 

更新日:2019年07月11日 11:04:34