平成28年度 巻頭言

4月 28年度のスタート 着実な歩みを  学校長

 暖かい春の陽射しを受け平成28年度がスタートしました。4月6日の入学式には新1年生84名を迎え、全校児童534名でのスタートです。534名の命を預かって教育活動をしている意識を常に念頭に置き、お子さまの健全な成長に向け、教職員が一丸となって子供たちの教育活動に携わってまいります。 今年度の教育目標は以下のとおりです。

重点目標に設定しております「進んで取り組む子」では、自己の学習面や生活面での改善はもちろんのこと,友達のため、学級や学校のため、家族や地域のために進んで取り組む子供を育てます。自発的・自主的に取り組んだことは必ず成長につながります。また、もう一つの重点目標「元気な子」では、2年前から武蔵野市教育研究奨励校として取り組んだ「健康教育」の実績をもとに、食生活、運動、生活リズムなど日々の生活を改善し、丈夫な身体とともに、たくましい心とやさしい心をもった子供を育てます。健康な心身が、学力向上や体力増進の原動力となり、子供らしく伸び伸びと生活するための活力になると考えています。
 特に今年度は、オリンピック・パラリンピック教育の推進、低学年算数科でのT.T.指導と少人数指導の導入、子供の言語能力を高める校内研究、引渡し訓練と宿泊訓練を併せた防災避難訓練等、新たな取組も実践してまいります。また、学校の様子を広く知っていただくためにホームページをリニューアルいたしました。新しくなりましたホームページを是非ご覧ください。
さて、教育目標の達成に向け、今年度のキーワードも「信頼・感動・感謝・健康」といたしました。学校が、家庭と地域の中核となり、より一層の連携・協働を推進し、チーム境南としての信頼関係を築きます。28年度も学校教育へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

5月 「自信を胸に」  運動会委員長

 木々には若葉が一斉に芽生え、新緑のグラデーションが楽しみな季節となりました。  新学期が始まり1か月が過ぎ、新しい教室、新しい仲間に慣れる中、楽しみな行事「運動会」が近付いてきました。これから運動会の練習が本格化します。そのなかで子供たちにとって大切なことは「自信」をもつことです。頑張り、できるようになることで自信をもち、成し遂げた達成感が感動を呼び、「自信」をより強固にします。
 子供たちは、運動会に向けて、ダンスや組体操の演技の仕方、場所の移動、 徒競走や団体競技の並び方ややり方、高学年児童はさらに係の仕事など、多くの事を覚え、当日を迎えます。
 初めてのことをする時子供たちは、不安でいっぱいです。しかし最初は「難しい」「できない」と思っていたことも繰り返し練習することでできるようになります。できるようになったという経験から「頑張って努力したらできるようになった」という「自信」が生まれてきます。運動会という行事を通して、努力すること、頑張ることの大切さを学べるよう励まし指導していきます。
 そして運動会当日は、子供たちに惜しみない拍手をお願いします。拍手が大きいほど、子供たちは感動し、大きな達成感を味わいます。そして、運動会という行事を通して培われた子供一人一人の大きな「自信」は、必ず子供の心に残り、次の頑張りにつながります。ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

6月   凡事徹底      教務主任

「凡事徹底」この言葉は、「当たり前のことをしっかりと続けてやる」という意味です。私たちは、生活の中で自分がやらなくてはいけないことをつい忘れてしまうことがあります。当たり前にやるべきことを続けることが「凡事徹底」です。

では、日常生活の中の当たり前のこととは、どんなことでしょう。「あいさつをする」「しっかり話を聞く」「時間を守る」「片付けをする」など、たくさんのことが浮かんできます。

学校の様子で気になるのは、廊下の歩き方です。廊下を歩くことは当たり前のことですが、時々走っている子を見かけます。急ぐこともありますが、集団生活をする上で廊下を走ることは、やはり危険です。そこには、簡単なことでも毎日続けることの難しさがあります。自分の怠け心や言い訳したい気持ちに負けない強い心が必要なのです。

「凡事徹底」のためには、まず、当り前のことを続けて行う大切さを理解し、目標をもつことが第一歩です。そして、友達と声をかけ合いながら行動することで意識が高まります。さらに大人から励まされたり、褒められたりすることで意欲が高まります。これら一つ一つの積み重ねが学校生活をより良くすることにつながると考えます。

 1学期の折り返しの6月を迎えます。早寝早起き、家庭学習、お手伝いなど、ご家庭においても「凡事徹底」があると思います。1学期前半の学習や生活の様子を振り返り、後半につなげていただけると幸いです。

7月 学校、保護者、地域が協働して~引き取り・避難所訓練、ご協力ありがとうございました~  副校長

 6月17日(金)の引き取り訓練には、皆様のご協力を賜りまして、誠にありがとうございました。  例年の引き取り訓練では、児童の約1/4が学童や自宅へ集団下校していました。そこで、今年度は、「児童全員が引き取り者に引き取られるまで、学校で保護する」という初めての方法をとり、境南地域防災懇談会(防災懇)にご協力いただき、同日に避難所訓練を行いました。本校児童のどれくらいの保護者が帰宅困難になるか、訓練のために仕事を休んだり、前もって準備をしたりせずに、どれくらいの時間でどのように引き渡しや安否確認、避難所開設準備ができるか…、より現実に被災した場合に近い想定で実施しました。
 避難所訓練に参加した約20組余りの親子と未だ引き取りのない児童は、19時頃、防災懇の方々が用意してくださった炊き出し訓練のカレーをいただき、21時過ぎには、防災用マットと毛布で体育館での宿泊が始まりました。引き渡しが完了したのは、22時半頃でした。実際に発災したら、もっと多くの児童の引き取りがなく、場合によっては何日も待つ可能性もあります。マットを敷いても体育館の床の上では、寝返りも十分に打てず、体が痛みました。今回は炊き出しのおいしいカレーをいただきましたが、14:30発災でその日のうちに温かい物を食すことも厳しいことでしょう。
 今回の訓練を通して、実際に被災した場合は想像以上に過酷であろうとともに、防災懇の方々への感謝と、防災懇とPTA地区班の皆さんとの協働の重要性とを実感しました。これを機に、さらに様々なところで、学校とPTA、地域の皆さんが、子供のために、また、自分自身のために、そして、地域全体のために協力し合えるようにしたいと強く願います。
 子供の教育にも地域の方々のお力添えをいただけるように、武蔵野市教育委員会でも今年度より「地域コーディネーター」制度が導入されました。地域コーディネーターとは、学校単位に「開かれた学校づくり協議会」や「青少協(青少年問題協議会)」等と連携しながら、地域での人材発掘や交渉・調整を行っていただく地域の方です。本校の地域コーディネーターは、防災懇会長であり、開かれた学校づくり協議会委員でもあります、大矢 照男 様に、依頼しました。お世話になります。よろしくお願いいたします。

9月  感動と勇気 リオから東京へ        学校長

 7月3日、代々木体育館で開催されたリオ・オリンピック応援イベントに本校の5・6年生が参加しました。スペシャル応援団として結成された本校の5・6年生がステージ上から目の前の選手団に向けて、松岡修造さんと一緒に「とどけ勇気 がんばれニッポン」と熱い応援メッセージを贈りました。オリンピック開幕の一か月前のことです。 その思いが、選手一人一人に届いたのでしょう。日本選手団のめざましい活躍は記憶に新しいところです。41のメダル獲得、また、メダルには届かなかったものの各競技に出場した選手の熱い思い、応援や支えとなっている方々、印象深いシーンに感動と勇気をもらいました。

 さて、4年後の2020年にはオリンピック・パラリンピックが東京で開催されます。おもてなしの心で各国の選手やスタッフをお迎えし、大会の運営や応援にも協力し、日本人としての自覚と誇りを表したいものです。そのために本年度から、東京都の公立小学校と中学校ではオリンピック・パラリンピック教育(通称オリパラ教育)の実践を始めています。本校は2年前から推進校の奨励を受け、次のような人間像の育成を目指しています。

○自己を肯定し、自ら目標をもってベストを目指す意欲と態度を備えた人間
○スポーツに親しみ、知・徳・体の調和のとれた人間
○日本人としての自覚と誇りをもち、自ら学び行動できる国際感覚を備えた人間
○多様性を尊重し、共生社会の実現や国際社会の平和と発展に貢献できる人間

 4年後の開催、そして、その先にある社会や環境を見据え、オリパラ教育を軸に地道に取り組むことが大切であると考えます。
今日から始まる2学期。新たな目標をもってさらなる成長を目指す子供たちの姿もオリパラ教育につながります。2学期も保護者と地域の皆様と多くの感動を共有し、教育効果を高めてまいります。本学期もどうぞよろしくお願いいたします。

10月 校内研究について         研究主任

 今年度の校内研究は、『思考力・表現力を育てる言語活動の工夫 ~「読むこと」を通して~』を研究主題とし、低学年・中学年・高学年・けやき、いとすぎ学級の各分科会に分かれ、研究授業のための指導案検討、当日の授業、協議会、講師の指導講評を通して教員同士の学び合いを深めています。
 今年度の研究を始めるにあたり、4月に境南小の子供たちの『国語』に関する意識調査を行いました。

   (1)絵本や物語を読むのは、すきですか。
   (2)本を読んで、感想(考え)をもつことができますか。
   (3)自分の考えをノートやワークシートに書くことができますか。
   (4)自分の考えを、友達に伝えたり話し合ったりすることができますか。

 上記のアンケート結果を集計したところ、大まかな傾向として分かったことは、全学年とも読書が好きな児童の割合は、ほぼ8割を超えているのに対して、(2)~(4)の、いわゆる『思考力・表現力』に関わる項目では、学年が上がるにつれて、「苦手」「とても苦手」と感じる児童の割合が増加するということでした。特に高学年では、自分の考えをもつことはできるものの、書いたり伝えたりすることに苦手意識をもつ傾向が見られました。意識調査の他にも、子供たちの実態を踏まえた教員側の願いとして、「国語の基礎基本の定着」「語彙力の向上」「よりよい言語環境を整えること」「主体的に考え、表現し、伝える力の育成」等があがる中、特に今年度は『思考力・表現力を育てる言語活動』の充実を図るべく手立てを工夫し、日々研究を進めています。

 東京オリンピックが開催される2020年には、今現在改定段階の新学習指導要領が順次実施となります。グローバル化の進展や知識基盤社会の到来で、得た知識を活用する力、柔軟な思考力に基づく判断や、他者と交わり積極的にコミュニケーションを図り共存していく力等が求められています。主体的・協働的な学びのスタイルである「アクティブ・ラーニング」の手法も、試行錯誤しながら子供たちの実態に合わせて授業に取り入れていけるよう工夫しています。境南小の子供たちのさらなる能力向上に向けて、教職員同士のコミュニケーションも大切にしながら、今後も一丸となって研究を進めてまいります。

11月 みんなが輝く学芸会         学芸会委員長

秋がしだいに深まり、木々の葉も色づきを増す季節となりました。学芸会が目前に迫り、練習も本格化してきています。校内では、劇中の歌が教室から響いてきたり、気持ちのこもったせりふが聴こえてきたりと、大いに雰囲気が盛り上がり、どの学年も熱心に練習に励んでおります。一人一人の力が学年へ、そして、境南小学校全体へと広がり、一丸となって最高の舞台を築き上げてくれることと思います。

 「自分以外の誰か(何か)になれたら…。」誰もが1度は考えたことがあるのではないでしょうか。学芸会の醍醐味は、いつもの自分ではない誰かや何かを演じて表現するおもしろさ、そして、仲間と力を合わせてひとつの作品を作り上げる達成感にあると思います。劇の練習を通して、今まで気付かなかった新しい自分を発見したり、なかなかやるなあという友達のよさにふれたりすることでしょう。こうした過程を経て、学級や学年の結び付きがより強固になり、よりよい集団形成につながっていくと考えます。

 どうぞ当日は、子供たちの精一杯の演技に大きな拍手をお贈りください。皆様のご来校を心よりお待ち申し上げております。

 最後になりましたが、学芸会の実施に当たり、衣装や小道具の準備等で各家庭にご理解とご協力いただきましたことに改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

12月 楽しい1日を作るあいさつ        生活指導主幹

この夏、列車の中で思い出深い出会いがありました。

3時間余りの長旅で隣り合わせたのは、アメリカ人の上品な女性でした。大きな荷物を持って途中駅から乗り込んだ私に、彼女は“Hi!May I help you?(こんにちは。お手伝いしましょうか)”と声をかけてくださったのです。私たちは、目的地に着くまで、お互いのこと、家族のこと、それぞれの国の文化や生活のこと、お勧めの観光地など、尽きることなくおしゃべりしました。彼女は私の拙い英語に辛抱強く耳を傾け、分かりやすい言葉を選びながら話してくれました。

 終着駅での別れ際、彼女は“You made my day! ”という素敵な言葉をくれました。You made my day――あなたが私の1日を作った――直訳すればそのようになりますが、これは「あなたのおかげで楽しい1日が過ごせた」という意味です。でも楽しい1日になったのは、彼女の“Hi!”というにこやかなあいさつのおかげなのです。改めてあいさつの素晴らしさを実感する出来事でした。

 今年度、本校は東京都オリンピック・パラリンピック教育重点校として、各教科や特別活動などを通して様々な活動に取り組んでいます。オリンピック・パラリンピック教育というと、その歴史やスポーツに関する知識の学習などが思い浮かぶかもしれませんが、それだけではありません。あいさつという文化から世界の国々を知ったり、人とのコミュニケーションを広げたりすることもまたオリンピック・パラリンピック教育の一つです。

   2020年はまだ先ですが、一人一人があいさつを通して楽しい1日を作り、それを丁寧に積み上げていくことが4年後につながっていくのではないでしょうか。学校だけでなく、ご家庭で、地域で、楽しい1日を作るあいさつが交わされるよう、引き続きご協力いただけますようお願いいたします。

1月 感動する心              学校長

新年明けましておめでとうございます。平成29年が皆様にとって幸多き年になりますよう心からお祈りいたします。昨年末の教育活動アンケート調査へのご協力ありがとうございました。おかげさまで85%の回答が得られました。毎年回答率が上がり保護者の皆様のご理解とご協力に改めて感謝申し上げます。

さて、その中の「学校はオリンピック・パラリンピック教育を推進していることについて、積極的に発信しているか」という項目では、83%の肯定を得ました。日本選手団壮行会への参加、オリンピアン・パラリンピアンの招聘、武蔵野市ホストタウンであるルーマニアとの交流会等、実際に体験したことが子供たちの心に響いていることが分かります。子供たちの心に、本物に触れた真の感動が芽生えているのです。2020年には東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。4年後の子供たちはどのような形で迎え、どのような感動を経験するのでしょうか。そう考えると楽しみでなりません。教科という設定がない中で、教科と関連付けて実践することは容易な事ではありませんが、今後も生きたオリパラ教育の充実に努めます。

今まで日本で開催されたオリンピックは3回ありますが、その中で今でも鮮明に覚えている感動は、冬季長野オリンピック(1998)ラージヒルジャンプ団体での優勝。特に最終ジャンパー船木和喜選手に向けた原田雅彦選手の祈るような言葉「ふなきー」です。原田選手は前のオリンピックで最終ジャンパーとして出場しましたが、不運の失敗で団体金メダルを逃しました。4年前の自分と重ね合わせ、4年間の苦難を乗り越え、今、目の前にいるチームメイトに金メダルを託した原田選手の言葉。団体金メダルをとった瞬間の映像とともに、目に見えない原田選手の体験や心を想像し、感動したことを覚えています。

人が感動するのは、目に映る美しさだけでなく、目に見えないもの(人とのつながり、努力、失ったものなど)を受け止め、受け入れ、共有することからも起こります。それは体験と想像が結び付き、心が動き始めるからではないでしょうか。そう考えますと我々大人は子供たちの心に「感動の種」を蒔いていくことが大切であると考えます。日々の生活で、大きな感動もあれば小さな感動もたくさんある、それを見逃さないことも。

境南小の子供たちは今も明るく純粋で、瞳も輝いています。今後も保護者の方々そして地域の皆様との連携を基に、さらに「感動する心」を育てる所存です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2月 「ふれあい強化月間」です              副校長

 「ふれあい強化月間」とは、東京都教育委員会が「心の東京革命」の一環として、いじめ、不登校、暴力行為等、健全育成にかかわる課題について、対策の工夫とその解消、未然防止を図る目的で、6月、11月、2月に定めている強化月間です。

 本校でも、いじめを未然に防いだり、芽の小さいうちに解決を図ったりできるように、実態調査を行ったり、挨拶運動を行ったりしています。また、夏休みの終わりには、教職員の「いじめ研修」を行いました。現在の「いじめの定義」は、「一定の人間関係があるものが与える行為(インターネッを通じて行われるものも含む)で、当該行為の対象となった児童生徒が心身の苦痛を感じるもの」となっており、以前の「弱い者に対して一方的に」や「継続的に」といった表現はなくなりました。このようないじめの定義を全教員が正しく理解し、細やかな視点でいじめを認知し、組織的に対応できるように、取り組んでいます。
朝の健康観察の際に丁寧に様子の変化を把握すること、心配な様子が見られたときは、毎日の職員夕会や毎週金曜日の生活指導夕会で報告・共有し、複数の目で見ていくことや教育相談・特別支援委員会で具体的な方策を考える等、継続的・意識的な取り組みを行っています。他にも、人権教育や情報モラル教育も推進し、いじめを生まない環境づくりにも尽力しています。そして、何より大切と考えているのは、「いじめは決して許されない行為である」と、毅然とした態度でいじめを阻止することと、「万が一、いじめられるようなことがあったら全力で守る」「いじめられたりいじめを見たりしたら、教員、家族、スクールカウンセラー等、誰でもよいから、周りの人間に相談するように」とのメッセージを常に発信し、すぐに声をあげられるようにすることです。
 ご家庭とも連携して、進めてまいりたいと思います。ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。また、ご心配なことがありましたら、すぐに学校へご一報ください。

3月 純朴な子供たち                学校長

 梅の甘い香りが漂う季節になりました。三寒四温と気温の変化が大きいこの頃ですが、陽の光には春の暖かさを感じます。平成28年度も残すところ1か月となり学校ではまとめの時期を迎えました。今年度は「健康教育」に加え「オリンピック・パラリンピック教育重点校」として新たな教育活動を展開してまいりました。オリンピックやパラリンピックの精神、スポーツへの親しみ、国際理解、日本の伝統・文化や日本人としての誇り、環境保全等、発達段階に応じた理解や行動に種を蒔くことができました。今後も、活動の内容を発信しご理解を得られるよう努めてまいります。

 さて、日々の教育活動で、ハッと子供たちの純粋で温かいシーンを目にすることがあります。先週の音楽集会では6年生の「道」という合唱発表があり、その後の全校合唱では、低学年の澄んだ美しい声と高学年の重厚な声が体育館全体に響き渡り清々しい一体感が生まれました。学校を支えた6年生との最後の音楽集会ということもあ り、子供たちの歌に感謝の気持ちが表れていたのだと思います。そして、退場曲のポニョでは、曲に合わせて6年生が歌ってくれました。下級生を喜ばせようと、何の打ち合わせもなく自然な形で歌声がでてきたのです。子供たちの豊かな心と行動力に感動いたしました。
また、縦割り班活動や4年生以上のクラブ活動は、明るい会話と笑顔に包まれています。それぞれの活動にけやき学級の子供たちも参加していますが、お互いに名前を呼び合い、特別な配慮を感じさせない和やかな交流が展開されています。学校では年間を通してけやき学級との交流活動や共同学習、いとすぎ学級(院内学級)の見学を位置付けておりますが、子供たちには、相互に理解し合い、障害の有無に関わらず人としての多様性を受け入れる心が育まれ、学校全体にも温かい空気が流れています。

 先月、武蔵野市教育委員の皆様による学校視察があり全ての授業を参観していただきました。その時に委員の方から「境南小の子供たちは明るくて純朴ですね。」とお話がありました。純朴とは純真、素朴、素直、子供らしいという意味が込められています。目の輝き、生き生きとした表情、明るい笑顔からそう思われたそうです。ちょっとした悪ふざけから叱られることもありますが、伸び伸びと育っているという実感があります。

 今年度も保護者、地域の皆様のご理解とご協力のおかげで境南小の子供たちは日々、様々な場面で成長を遂げることができました。改めて感謝し、御礼申し上げるとともに今後もさらなる学校、家庭、地域の連携にお力をいただけますようお願いいたします。

更新日:2017年09月25日 09:28:24